4月から働く新入社員に伝えたい 6つのこと

いよいよ3月に入り、4月から新しい環境に行く方は、ワクワクと不安でドキドキしているのではないでしょうか?
その中でも、新入社員となる21年卒の学生の皆さんは、初めて社会人として働くことに希望と不安を持っているかと思います。

もう8年も前のことだけど、わたしもワクワクドキドキしていたな~
仕事が合わなかったら、人間関係に悩んだらどうしよう…と思っていました。
皆さんの中にも、会社生活に不安を持っている方はいませんか?
今回は、社会人経験8年目の私が、新卒で入社していく新入社員に向けて伝えたい6つのことについて紹介していきます。
ここでは、私が新入社員のときに心がけたこと、うまくいったこと、皆さんに忘れないでほしいことを中心に書いています。
仕事はできなくて当たり前


入社して最初に悩むのが、仕事がわからない、できないことだと思います。
これは、誰でも思うことかもしれませんが、できなくて当たり前!!



なんでこんなこともわからなかったんだろう…
自分には向いていないんじゃないかな?
こんな風に落ち込む必要はありません。
出来なくてもいいと、自分を許すことで気持ちが軽くなり、前向きに仕事ができます。
そして、できなくても当たり前であることをわかっていると、いろいろと質問もできて、気持ちが楽になります。
分かった風を装っていると、後で聞きづらくなったり、わからないまま進めて失敗してしまいます。
社会人経験が長くなってきたので、後輩ができて教えることも増えました。
わからないまま進めて失敗すると、取り返しがつかないことも。
わからないことをわからないと言ってくれ、質問してくれる人が一番伸びます。
できないことよりも、自分ができることを探していきましょう。
そして、わからないことは「わからない」と意思表示をしっかりすることが大切!
失敗したら失敗したことを正直に伝えて、謝まりましょう。
挨拶と笑顔を忘れない


初めての環境に行くと、とにかく緊張して疲れてしまいますが、大切なことはどこの社会でも挨拶と笑顔です!!
これは、実際に私が体験したことを紹介します。
新卒で入社した会社では、約20人の社員がいる部署に配属されました。
配属後、朝出勤してくる先輩方が、ほぼ誰も挨拶をしない…。
朝は気がつくと席に座っていて、夜は知らない間に帰っている人が沢山いました。
そこで、新入社員の私は毎日出勤したら挨拶、出勤してきた先輩に挨拶、退勤する時にも挨拶と、挨拶しまくりました。
2年近く経ったある日、わたしはふっと気が付きました。
みんな挨拶してるー!!!
メンバーが変わったり、席が変わったり、いろいろありましたが、部内の雰囲気が確実に良くなっていました。
入社した時のドライでギスギスした雰囲気が、少し良くなってきていました。
もちろん私だけの努力の成果ではないけれど、挨拶を自分からしていくことの大切さを感じました。
それに、挨拶すると、それをきっかけに話しかけて貰えることが増え、他部署にも話ができる先輩ができました。
他部署の先輩に4年くらい経ってから聞いたのですが、あの部署でしっかり挨拶してくれるのは、のむさんだけだった。
それを、すごくいいと思っていたよ!と、わたしが入社した時から気づいていてくれてました。
見ていてくれる人は、必ずいます!!
自分が得意なことを見つける
新入社員であれば、雑用はもちろん、さまざまな業務を頼まれます。
その時になんでもやってみる、そして、頼まれた仕事をしっかり考えて、工夫して効率よくできないか、考えてみて下さい。
そして、頼まれた仕事をやっていく中で、自分が得意そうな分野を見つけていきましょう!
私は、入社後、さまざまなリストの抽出や作成を依頼されました。
どうしたら使いやすい資料になるか、どうしたら効率よく作成できるか、Excelやパソコンのことについて調べていきました。
気が付くと、部内の誰よりも複雑なリスト作成ができ、関数も使いこなせるようになっていました。
次第に、部の売上等のリスト作成の際に、マネージャーに関数の入力を頼まれるようになりました。
パソコンについても、わからなかったらのむさんに聞こうという雰囲気になっていました。
雑用が新入社員の仕事だとは、わたしは思っていません。
しかし、雑用をしていくなかで、自分が得意なことや、誰にも負けない知識のある分野が見つかるかもしれません。
自分で居場所を作っていくことで、信頼関係もできていきます。
得意なことで人に頼りにされると嬉しいし、やりがいにも繋がります。
得意なことを伸ばして居場所をつくること、とても大切なことだと学びました。
パソコンは使える方がいい


今はスマートフォンが主流で、調べ事やレポート、就活もスマホで済ませることができるようになりました。
大学生がパソコンを使って作業することは少ないかもしれませんが、就職するとすべての方がパソコンを使います。
メールを送ったり、文書作成をしたり、時には表計算やリスト作成もあります。
ブラインドタッチの速度はもちろん、様々なことをどうしたらできるのか、知っておく必要があります。
入社してきてすぐ、パソコンが出来なさ過ぎて、業務外にパソコン教室に通っていた先輩がいました。
パソコンができないと教室に入れると上司に言われて、必死で業務をしている後輩も。
パソコンが使えない、やり方がわからないのは社会人として致命的でした。
「わからなかったら、ネットで調べてみて」と伝えたときに、「なんて調べたらいいですか?」と聞かれたときは驚きました…。
わたしが業務をしていて感じた事は、わからないことがあっても問題はない。
そのわからないことを調べる方法や、調べる本の知識を持っていることが大切だと思いました。
Googleで調べるときに、どんな風に調べたらでてくるのか、Excelだったら本を1冊持っていると、いざという時に役に立つよ!
できるだけ大学生のうちに、ブラインドタッチとパソコンの使い方はマスターしておこう!
デスクに、こういう本を1冊持っていると、さっと調べられて便利でした。
味方を作る


入社した時は、誰も頼れる人がいないなと感じることもあるかと思います。
もちろん同期はいるかもしれませんが、自分の部内やチームに同期がいるとは限りません。
わたしは、身近なところに自分の味方、頼れる人を作ることが大切だと思っています。
わたしが入社して2年目のある日、先輩がわたしの担当外の仕事を依頼してきたのです。
「これ、これから新しく始めるプロジェクトなんだけど、やってみない?」そう言ってくれたのです。
新しい仕事を任せて貰ったことで、経験したことや知識も大幅に増えました。
それ以来、その先輩とはとても良い関係性が築け、信頼関係ができていきました。
今でもそれは、私にとって大きな転機だったと思っています。
そして、本当に困ったことがあったときに、私の味方をしてくれるようになりました。
この先輩がいなければ、今の私はいないし、きっと仕事ももっと早くに辞めていたかもと思っています。
先輩だって人間、して貰ったことはその分返したいと言っていたのが印象的でした。
お互い持ちつ持たれつで、仕事ができるとスムーズに業務が進みます。
この味方を作る為にも、上で書いてきた挨拶と笑顔、得意なことを伸ばしていくことはとても重要となってくると思っています。
新人の頃から、頼まれた仕事をなんでもやってみたことで、それを見ていてくれた人がいたんだと気づくこともできました。
頼れる人がいることで、辛いことを何度も乗り越えてこれました。
仕事は他にもある 辛かったら辞める


これは、すべての新入社員に本当に伝えたい!!
わたしが就職するときに、常に思っていたのは『本当に辛かったら辞める!仕事は他にもある』ということです。
辛くて辛くて、会社にも行けなくなったり、病気になってしまうくらいなら、辞めてもいいと思っています。
実際に、わたしの同期もパワハラが酷く、入社半年で心の病気になって辞めてしまいました。
急に会社に行けなくなって、入院までしてしまいました。
気付いてあげられなかったことも悔やまれますが、この時代でもそうなってしまう環境があることが悲しい。
後に、その環境を会社が認識して、大きな改革がされました。
私自身、人にも恵まれて、辛くて会社に行けない、行きたくないと思ったことはありませんでした。
でも、自分ではどうすることもできないので、本当に辛かったら辞めるという選択もあっていいと思っています。
病気になる前に辞めて、心に良い選択をして貰いたいなと思います。
本当に辛かったら辞めるという選択肢を自分の中に持っておくことは、心の余裕に繋がります。
仕事は正直いくらでもあります。
辛くなったら、その環境で働かなくても、生きていく手段は他にもあることを思い出してください。
過去にこんな記事も書いています。
働くということを考えるいいきっかけになると思います。


社会人8年目を終えて
社会人8年目のわたしから、2021年卒の新入社員の皆さんに伝えたい6つのことを紹介してきました。
- 仕事はできなくても当たり前、わからないことは意思表示をしっかりしよう
- 挨拶と笑顔を忘れずに!
- 得意なことを見つけて、それを伸ばそう
- 入社までにパソコンを使えるようにしよう
- 自分の味方、頼りになれる人を見つける、つくる
- それでも本当に辛かったら辞める勇気、仕事は他にもある
どれも、8年間の実体験を元に、大切だと思っていることを実際の例を元に書いてきました。
入社したばかりの新入社員の皆さんは、間もなく配属される方も多いのでは??
ここに書いたことは、基本中の基本ですが、これを心がけるだけで随分環境が変わってきます。
最初で最後の新入社員の時期を楽しんでください。
わたしも新入社員の皆さんを応援しています!!