スパイスの種類と使い方 〈スパイスカレーたった3つのスパイスでできる?〉
最近スパイスカレーブームね~!
作ってみたいと思ったけどスパイスってすごく種類が多いわね!
だから、すごく美味しいけど自分で作るのはハードルが高そう…
スパイスを買っても使いこなせそうにないなー。
スパイスカレーに使うスパイスは、
実はたった3つだけで作ることもできるよ!
実は、手順も結構簡単に作れるんだよ☆
スパイスは作りたいカレーによって使い分けるんだ!
今大阪を始めとして、いろいろなところでスパイスカレーが大人気!!
他にも、スープカレーやスリランカカレーなど、スパイスで作ったカレーが人気を集めています。
でも、自宅で作るにはスパイスを揃えて手順も多くて…とハードルが高いと思っている人も多いのではないでしょうか?
しかし、スパイスの種類と使い方がわかれば、あとはたった3つのスパイスがあればできてしまいます!
スパイスはブレンドされたものから、ホールスパイス、パウダー等色々あって、わからないなんて人も多いと思います。
そんな人のために、今日はカレー大好き、スリランカ人のカレー教室にも参加したのむさんが、スパイスの種類と基本の使い方について教えるね!
スパイスの役割
まず、スパイスには3つの役割があります。
1.香りづけ
2.色味付け
3.辛味付け
スパイスは火を通すことで、その効果を発揮することができます。
しかし、スパイスは味を付けることはできません。素材の味を引き立てる役割をします。
そのため、スパイスカレーの味付けには塩を使います。塩が重要な味の決め手!!
スパイスの種類
スパイスにはパウダーになっているスパイスと、粒のまま売っているものがあります。
コショウなども自分で削るタイプと粉になっているのがあるように、スパイスも元は粒状となっているものが多いです。
その原理で考えると、どちらが風味が良いかわかりますよね?
丸ごとの粒状の物の方が、使うときの風味は豊かになります。
ホールスパイス
ホールスパイスとは、スパイスの実そのものを乾燥させたもの。
粒状の形が残った状態のスパイスのこと。
油に入れて風味を出す
コショウも自分ですり潰して使うものがあると思いますが、スパイスも同じで潰して使ったり、そのまま炒めて風味を出すことができる。
ニンニクと一緒に油で炒めて香りを出し、肉を炒めるときなどに使います。
ホールスパイスは噛むと、とても風味が強いため食べるものと食べないものがあります。
見つけたら取り出したり、お皿の上で避けて食べるのがオススメです。
パウダースパイス
パウダースパイスは、ホールスパイスをすり潰してパウダー状にしたもの。
カレーパウダーなどは、パウダースパイスをブレンドしたもの!
具材を入れて一緒に炒める。塩も一緒に入れる。
パウダータイプは肉を炒めるときに一緒に入れたり、肉や魚を炒めた後に入れることが多い。
ホールスパイスとは違い、油に入れて炒めることはせず、材料と一緒に混ぜて使います。
パウダースパイスを使うときは、塩を一緒に入れることで、より風味が引き出しやすくなります。
ロースパイス(Raw=生の)
ロースパイスとは、ホールスパイスをそのままパウダー状にしたのもで、黄色ぽい色の物が多い。
乾燥したそのまま(生)のスパイスを使って作るパウダースパイスのこと。
火を入れすぎないようにし、具材を少し炒めてから入れることをオススメします。
ロースパイスは、スパイスだけで炒めてしまうと風味を逃がしてしまうので、必ず食材と一緒に炒めるようにして下さい。
オススメのカレー:鶏肉、魚/シーフード、豆
ローストスパイス
ホールスパイスを炒めて色を付けてからすり潰して粉にしたもの。
日本人にはなかなか馴染みがないかも。わたしも初めて見たとき、これがカレー粉!?って思いました!!!
そのため、上の写真のように茶色っぽい色になります。
ローストする理由は、スパイスに強い風味を付けて、臭いの強い肉のカレーに使い、臭みを消す効果があるため。
こんな感じで炒めて作りますが、部屋にスパイスの匂いが充満します(笑)
お店などならいいですが、家でやる場合は服に匂いが付くことをお忘れないように!
オススメのカレー:鶏肉、豚肉、牛肉、マトン、イノシシなど、臭いのあるお肉を使ったカレー
鶏肉は、どちらのスパイスを使ってもいいそうです!
3つのメインスパイス
スパイスカレーのスパイスは、主に3つのスパイスを使って作られてます。
沢山そろえたくないなーと思う初心者の方は、まずこの3つを揃えてみましょう!!
最初はパウダースパイスのみで大丈夫です。
ターメリック
ターメリックの原料はウコン!黄色いのが特徴のスパイス。
カレーの香りと色を付ける、とても大切なスパイス!カレー粉が黄色いのは、ターメリックが使われているから。
ブレンドされたカレー粉の中には、20~30%程度含まれている重要なスパイスです。
クミン
香りのあるスパイス。
ホールスパイスもスーパーなどで手に入ることが多く、ホールスパイスなら油にいれて香りを出して使います。
カレーを思わせるとても強い香りがするスパイスです。
コリアンダー
すっとする香りのあるスパイスで、こちらもカレーには欠かせないスパイスです。
ホールスパイスもスーパーなどで手に入りますので、油に少し入れて炒めるととてもいい香りがでます。
全体のバランスを整えてくれる、大切な役割があります。
その他
この他にも入れると風味豊かなスパイスがたくさんありますので、紹介します。
クローブ
クローブは、ホールスパイスで使うことが多いスパイスとなります。
黒く細長い形が特徴的なスパイスで、油に入れると香りがすごくいいです。
カルダモン
緑色で、中に黒い種のあるカボチャの実くらいの大きさのスパイスです。
こちらも油に入れると香りと色も変わります!色が少し退色した時がいい具合です☆
マンゴーチャツネ
こちらはスパイスではないですが、カレーに入れると美味しいペースト!
大きな瓶で、結構お値段も張るのでずっと迷っていましたが、最近見つけました!!
1回使いきりの個別包装✨
普通のルウのカレーに入れても美味しいみたいなので、スーパーで購入できますので、是非試してみてください。
とろみをつける
スパイスカレーと言えばサラサラした物が多い印象。
でも日本人からしたらカレー=とろみがあるルゥーのカレーのイメージなので、とろみが大切!!って方も多いのではないでしょうか。
これはスリランカカレー屋さんのオーナーさんに聞いたことですが、とろみをつける方法を紹介します。
お米をフライパン(鉄がいいです)で炒る(茶色くなるくらい炒ります)
フードプロセッサやすり鉢のようなものですり潰して粉にする
これをカレーを作った後にとろみをつけるため入れる
小麦粉もとろみがでるかとは思いますが、健康のことを考えたスリランカ人らしい方法!!
とろみがなくてもスパイスカレーは美味しいですが、とろみが欲しい方は入れてみてはいかがでしょうか☆
おうちカレーでのスパイス応用
スパイスカレーを1から作るのは少しハードルが高いなんて方も多いのではないでしょうか。
日本人のカレーのイメージはカレールウのイメージが強いですもんね。
そんな方には、まずおうちカレー(いつも作るカレー)に、スパイスを少し入れてみることをオススメします!!
お肉や野菜を炒めた後、パウダーのカレースパイスを入れて炒めてみましょう。
すごくいい香りになりますよ☆通常の工程にスパイスを足すだけなので、アレンジしやすく、手を付けやすい方法かと思います。
ブレンドスパイス
ここまで、スパイスの紹介をしてきましたが、スパイスにはブレンドされたカレースパイスが多く販売されています。
お手軽な価格で、お手軽にカレースパイスを始められそうではないでしょうか?
私も最初はブレンドされたものを使ってましたので、そこまでハードルも高くなかったですよ♪
S&Bのカレー缶は、皆さんもスーパーなどで目にしたことがあるのではないでしょうか?
おうちカレーに少し足してみてはどうでしょうか?とてもオススメの使い方ですよ!
スパイスの保存方法
スパイスのことがいっぱいわかったわ!
でも買った後のスパイスはどうしたらいいの??
ここまでスパイスのあれこれについて紹介してきましたが、買った後の保管方法についても紹介しますね!!
スパイスは基本常温保存でも問題ないそうです。瓶入りの物などは冷暗所で保存をしてください。
キッチンの棚の中など、湿度が高くならないところを選んで、貰えるといいかと思います。
万が一袋入りの場合は、ジッパーの付いているものにいれるか、密閉できる容器に移しましょう!
袋入りで売っている容量のあるスパイスは、私はこの容器がオススメかと思います!
ガラス製なので、臭いも付きにくく、洗いやすいです!
袋のまま保存したい場合は、冷蔵庫にいれて保管がオススメです!!
スパイスにも売っているものは賞味期限が記載されていますが、スリランカ人曰く、特に賞味期限はないと言ってましたので、少しくらい切れていても問題ないのかもしれませんね。
保管方法にだけはお気を付けください。
スパイスのまとめ
スパイスの種類と、基本の使い方を書きましたが如何だったでしょうか?
レシピなどの詳細は、今後別の記事にしていきますので、また読んでいただければ幸いです。
スパイスカレー奥が深いので、とってもおすすめです★
辛さの調整もご自身でできるので、作るのも食べるのも楽しいですよ☆
では、またカレーの記事で☆