アイ工務店の家のUa値計算!旧モデルEes&複合サッシでの数値は?

高気密高断熱住宅を検討している方ならUa値やC値という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

Ua値は、家の断熱性能を示す数値、C値は、家の気密度を示す数値です。

どちらも、高気密高断熱を目指している方には、気になる数値だよね。

のむ

アイ工務店がくれた数値は個別の数値じゃなかったから、全然目安にならなかったんだ。
だから今回は、外部に依頼して個別に計算をして貰いました!!

のむ家(アイ工務店の家 Ees)のUa値はいくつ??

気密度は測定してわかったけど、Ua値はいくつだろう?と思ったので、お願いして計算をして貰いました!

\ココナラで依頼しました/

↑↑ 紹介コードで1000ポイント貰えるよ! ↑↑

この記事の内容
  • Ua値とは?
  • 断熱等級・地域区分について
  • Ua値の算出方法の違い
  • 計算した我が家の数値・算出方法
  • 計算を依頼する方法

について紹介しています。

我が家は、上棟後に気密測定も実施しています。

気密測定については、こちらの記事にて紹介しています。

Contents

Ua値とは?

Ua値とは、家の断熱性能を表す数値です。

正式には

Ua値 : 外皮平均熱貫流率=建物が損失する熱量

使っている断熱材や厚み、断熱方法、窓の性能によって、数値が違ってきます。

どのメーカーのどのサッシなのか、断熱の種類と厚み、外壁や床など、熱を奪う箇所の部材を入れて計算をします。

仕様を数値化してみることで、家の断熱性能を計ることができるというわけです。

その出た数値をどう見ればいいのか?

断熱等級という規定に当てはめてみましょう。

断熱等級・地域区分

日本の建築には、断熱等級という省エネ基準があります。

北は北海道、南は沖縄まで、南北に長い国だからこそ、気候はさまざま。

そのため、断熱等級は各地域ごとに区分されており、地域ごとに断熱の基準値が設定されています。

  • 断熱等級:1~4段階 + ZEH・HEAT20 G1/G2/G3
  • 地域区分:1~8地域

自分のエリアの地域区分を見る

スクロールできます
 地域区分
断熱区分
地域1地域2地域3
地域4地域5地域6
地域7地域8
断熱等級4 (国の基準)0.460.460.560.750.870.870.87
ZEH基準【等級5】0.40.40.50.6 0.6 0.6 0.6
HEAT20 G10.340.340.380.460.480.560.56
HEAT20 G2【等級6】0.280.280.280.340.340.460.46
HEAT20 G3【等級7】0.20.20.20.230.230.260.26
※赤線の数値は、欧米基準レベル

断熱等級4が、平成25年(2013年)基準の最高等級のため、多くの大手ハウスメーカーはこれを標準としています。

2024年現在は、ZEH基準【等級5】を標準としているハウスメーカーが多くなりました。

ZEH以上の性能値であるHEAT20 G1/G2/G3は断熱等級としては、まだ正式に認定されている数値ではありません。

しかし現在は、断熱等級4は最低クリアする数値として、HEAT20 G2グレードを目指そうという専門家も多くいます。

等級5が新設されることは確実になりました!6以上も新設されて欲しい!

Ua値の算出方法

Ua値を計算し、断熱性能を確かめるわけですが、Ua値の算出方法には4種類あります。

  1. 標準計算ルート
  2. 簡易計算ルート
  3. (簡易計算)モデル住宅法
  4. 仕様ルート(数値は出ない)

※上から計算の精度が高い順なっています。

標準計算ルートは、家ごとの外皮面積を計算に入れるため、かなり詳細な数値が必要となります。

その分、算出される数値も良くなることが多く、正確な数値が計算可能です。

簡易計算ルート②③は、外皮面積を計算せず断熱や窓などの性能のみを使用します。

家の仕様を簡単な式やシートに入れていき、簡易的に算出することが可能です。

そのため、様々な家に対応させるため、余裕を持った数値が出るようになっています。

仕様ルートは、設備仕様・効率が合致していることを確認するために使用されます。

そのため、断熱等性能等級4以上を表すためだけの手法のため、UA値の値は算出されません。

どの計算方法でもUa値は算出できますが、算出される数値は変わってきます。

より詳細な数値を入れる標準計算の方が、数値は良くなる傾向にあるようです。

また、どの計算方法も間違いではない為、比較する場合は、同一の計算方法での比較が大切です。

我が家の数値と計算

我が家は、建築中になってUa値が気になりだし、アイ工務店でUa値を算出できないか聞いてみました。

  • 総二階建て+屋根裏部屋
  • 延床30坪(+3.5坪屋根裏部屋)
  • 断熱 壁90mm、屋根200mm
  • サッシ:YKK 複合サッシ エピソードⅡGNEO
  • 引き違い窓5箇所
  • 玄関ドア 引き戸(YKKコンコード)通風上げ下げ窓あり

営業担当から言われた数値は、Ua値0.77!!

のむ

正直めっちゃ悪いじゃんって思ったよ。

でも営業さんから、これは個別の家の数値ではないと説明がありました。

アイ工務店の仕様の最低値を入れているので、0.77以上が保証されているという事だと言われました。

恐らくですが、0.77は過去の簡易計算での、算出結果なんだと思われます。

そこで個別の数値が気になった私は、他で計算できる方法が無いか調べ、我が家の数値を算出してもらう事にしました。

標準計算と簡易計算の両方で算出して貰った数値がこちら。

  • 標準計算:Ua値0.5 (HEAT20 G1クリア)
  • 簡易計算:Ua値0.65 (断熱等級4クリア)
  • 仕様ルート:Ua値0.77(断熱等級4クリア)

※簡易計算と標準計算で数値が違っているのは、簡易では余裕を持った数値を出す式となっているためです。

\ココナラで依頼しました/

↑↑ 紹介コードになっているので1000ポイント貰えるよ! ↑↑

スクロールできます
 地域区分
断熱区分
地域1地域2地域3
地域4地域5地域6
★愛知
地域7地域8
断熱等級4 (国の基準)0.460.460.560.750.870.870.87
ZEH基準【等級5】0.40.40.50.6 0.6 0.6 0.6
HEAT20 G10.340.340.380.460.480.560.56
HEAT20 G2【等級6】0.280.280.280.340.340.460.46
HEAT20 G3【等級7】0.20.20.20.230.230.260.26
※赤線の数値は、欧米基準レベル

私の住む愛知県は、地域区分6地域となりますので、簡易計算ではZEHすら超えることはできませんでした。

しかし、アイ工務店から聞いた0.77よりは、遙かに良い数値になっています。

また、標準計算をしたところ0.5と数値が好転し、無事HEAT20 G1をクリアできました!!

私は自分で計算できるところを調べましたが、アイ工務店でもお金を出せばできるのでは?という感じでした。

正直やったこと無さそうだったのと、高そうなので聞きませんでした。(笑)

どこでお願いできる?


Ua値の計算は、設計士さんに実施頂くことができます。

もちろん、ハウスメーカーでもお願いできる場合もあります。

今回私は、アイ工務店で計算して貰えなさそうだったので、自分で計測できるところを探して、お願いしてみました。

お願いしたのは、IEsaku二級建築士事務所清水裕一先生です。

建築士だけでなく、建築施工管理技士などの資格もお持ちで、構造計算やエネルギー消費量計算のも従事されています。

\ココナラで依頼しました/

↑↑ 紹介コードになっているので1000ポイント貰えるよ! ↑↑

Ua値の計算だけでなく、オプションで断熱や仕様に関してアドバイスを頂くことも可能です。

のむ

わたしは、Ua値の算出方法について質問しましたが、丁寧に回答頂きました。

私は、できるだけ実際に近い数値を提供できればと考えています。
簡易方式で算出する際も、一般的に外皮計算で用いられている「材料による熱貫流率」ではなく、出来る限り製造メーカーの実験値を用いています。
その為、計算結果が上振れしやすいんです。

こうやって、素晴らしい設計士さんもいらっしゃるということも、今回分かったことです。

以前、計算方法を探されていた方にご紹介し、感想を聞いてみたところ…

建築士にも質があるんですね!丁寧にお答え頂き本当に良い方でした!

という具合に、大満足頂けたようです。

私自身もお願いしてよかったと思っています!

気になる方は、是非Ua値計算を依頼して、安心して家作りができればよいかと思います。

\ココナラで依頼しました/

↑↑ 紹介コードになっているので1000ポイント貰えるよ! ↑↑

おまけ

今回、我が家は家の建築中にUa値の計算を思い立ち、仕様変更できない段階で依頼をしました。
もっと早く依頼すればよかったのですが、結果0.5と満足のいく数値で良かったと思います。
複合サッシでも、これだけの数値が出せるアイ工務店の標準仕様は、「なかなかやるな」というのが私の所感です。

断熱等級の5~7が、2022年より新設されました。
今後、温暖化等の影響を受けていくことや、電気代の高騰を踏まえると、新設は必要だったと思います。

大手ハウスメーカーは、きっと上の基準をクリアしに行くはず。
世界と比べれば、まだまだ断熱のレベルが低い日本、等級新設により日本の断熱が変わっていけば良いなと思っています。

▼ポチッとしてね▼

▷▶本当に知りたい注文住宅で建てる家づくり

 

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアしてくれたら嬉しい!
Contents